ITI(The International Team for Implantology)
ITIとは

https://www.iti-japan.org/
患者を第一に考える
ITIは、「The International Team for Implantology」の頭文字を取った略称。1980年、12名の専門家によって設立されました。目的は、未開発の医療分野で、自主的かつ理想的に研究と発展を追及できる専門家同士のネットワークを築くこと。地道な活動により、現在では15000人を超える会員がいます。(2023年7月公式サイト調査時点)
ITI は過去30年間に渡って、ハイレベルな科学的知識の集積と共に、患者を第一に考えるという姿勢を貫いています。その姿勢は、広い範囲に及ぶ臨床検査と長期経過に対する考察で実証されたガイドラインの根幹ともいえます。現在も800人を超えるフェローが強い責任感と理念に基づいた行動を通じて、組織に貢献しているのです。(2023年7月公式サイト調査時点)
ITIの主な活動内容
ストローマンインプラント社と共同でのセミナーコース開催
インプラントメーカーとして世界でも屈指の実績と知名度を誇るストローマンインプラント社と共同でセミナーを開催しています。15名程度を定員とする少人数でのセミナーで、毎回、インプラント治療に詳しい講師を招いて講義を受けたり、実習を行ったりしています。
インプラント歯学の研究支援
インプラントに関する研究支援を実施。その1つが助成金です。ITIの研究資金の一部は、特定分野の申請に割り当てられ、2018年から2020年までの優先分野は、効率を改善して侵襲性を低減するプロトコル、インプラント歯科における生物学的および技術的合併症の予防と管理、インプラント歯科のデジタル技術、硬組織および軟組織の統合と再生のための革新的な材料と技術の4つとなっています。
出版物の刊行
ITIでは、エビデンスの文献やツールなどの刊行を行っています。インプラント歯学のエビデンスに基づいて治療方法をまとめた学術書「ITI治療ガイド」やインプラント治療の幅広い多様性に対応したガイドラインを分類した「インプラント歯科におけるSAC分類」、ITI が2007年のコンセンサス会議で発表した基礎的なガイドラインを反映した「SAC評価ツール」などがあります。
ITIの認定制度・資格
ITI日本支部公認インプラントスペシャリスト
インプラント治療および関連組織再生に関わる広い学識と高度な専門的技能を有する人材だけが取得することができる制度。ITI 日本支部独自の公認資格となっています。審査に合格すると認定証が発行され、5年ごとに更新する必要があります。
会員資格・入会方法
こちらの団体のメンバーになるための資格は、ITI の活動に参加し、その理念の共有を希望するすべてのインプラント歯学の専門家であること。必ずしもドクターである必要はなく、博士号を持つ科学者、歯科技工士、歯科衛生士など、その分野における専門家であれば誰でもOKです。入会手続きを行ったら、本部に登録され、住んでいる地域ごとに行われるセクションミーティングやコングレスなどへ参加する必要があります。年会費は350スイスフラン(約39,900円)です。日本円の金額は2018年12月時点の参考価格であり、為替レートによって金額が変わるため、ご注意ください。
ITIの基本データ
学会事務局住所 | 東京都港区芝5-36-7 三田ベルジュビル |
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本部 | スイス・バーゼル |
設立 | 1980年 |
公式サイトURL | https://www.iti-japan.org/ |