EAO(ヨーロッパインプラント学会)
EAOとは
患者のケアの質を向上を目的に活動
世界のインプラント歯科の分野における主要な非営利団体の1つ。科学と臨床診療のギャップを埋めることにより、患者のケアの質を向上させることなどを目的に活動を行っています。
主なビジョンとしては、世界中の患者の利益のためにオッセオインテグレーションの臨床応用を促進および啓発すること、再建手術および補綴リハビリテーションにおける治療法の進歩を促進すること、リハビリテーションのための改善された臨床手順の研究を促進し、開始することなどを掲げています。
EAOの主な活動内容
年に1度の総会
毎年、欧州各国の持ち回りで開催される協会の総会が行われ、EAOのメンバーは、これに招待されます。2019年はポルトガルのリスボンで開催。前年度の総会で行われた決定事項の確認や事務総長をはじめとする各委員会による報告、常任理事の選挙などを行います。
3年間のパートタイムプログラム
EAOの画期的な教育プログラムの1つとして知られるのが、インプラント歯科の3年間のパートタイムプログラム。このプログラムを修了することができればインプラントドクターとして名誉ある卒業証書を受け取ることができます。
マスタークリニシャンコース
年に2~3回のペースで行われているのがマスタークリニシャンコース。EAO認定医の中でも選ばれた教授たちによる特別授業が期間限定で受けることができます。毎回、30名程度を定員として行われています。
EAOの認定制度・資格
EAO認定歯科医
ヨーロッパ全体でインプラントベースのセラピーの基準を高めるために開発されたもので、この資格を持っているということは、高度なインプラント治療を行う能力があることを証明できます。インプラントベースのセラピーの分野におけるスキルと専門知識が標準化されたものとして有名です。
会員資格・入会方法
会員の区分には学生や正会員、65歳以上、若手ドクターなど様々ありますが、基本的には料金を支払うことで加入することができるようです。加入することで、年次総会に併せて開催されるハッピーアワーに参加することが出来たり、教育プログラムを受けるための登録を優先的にできたり、新しい科学研究を追跡するために役立つ、COIRのオンライン版に無料でアクセスできるといったメリットがあります。
EAOの基本データ
学会事務局住所 | 38 rue Croix des Petits Champs、75001 Paris、France |
---|---|
本部 | ミュンヘン |
設立 | 1991年 |
公式サイトURL | https://www.eao.org/ |